19日に行われたEURO2016グループA最終節で、フランスはスイスと0-0で引き分けた。グループ首位通過を決めた後、ディディエ・デシャン監督は上機嫌だ。

　フランスの中心選手の一人であるMFポール・ポグバは、初戦でのパフォーマンスがふるわず、2戦目はベンチスタートになっている。それでも、先発に戻ったスイス戦では何度か惜しいシュートを放つなど、存在感を放った。

　デシャン監督は試合後、ポグバの活躍についてこう話している。

「前半のポールは身も心も充実していた。後半はなかなか前に行けなかったが、それでも彼にはとてつもないポテンシャルがある。私は彼を心から信頼しているよ」

「我々は9日間で3試合をした。だから、フレッシュな選手が必要だったんだ。しかし、トップレベルではポール・ポグバの力が必要になる」

　ただし、何度かあったチャンスを生かせなかったことは今後に向けた課題だ。

「4回チャンスがあった。もっとうまくやらないとね」

　主力の調子が上がってきたフランス。決勝トーナメントの主役になれるだろうか。

---

●EURO2016特設ページ