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49歳カズの記録更新弾に海外メディアも驚き 「カズ・ミウラは自分自身を打ち破る」

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かつてプレーしたイタリアのメディアも大きく伝える

 横浜FCの元日本代表FW三浦知良が記録したゴールが、またしても世界からの注目を集めることになった。Jリーグ最年長記録を更新するゴールを決めたことを各国メディアが伝えている。

 カズは19日に行われたJ2第19節FC岐阜戦で先制点を記録。前半22分、右からのクロスにヘディングで合わせてゴールネットを揺らし、トレードマークの”カズダンス”を披露してみせた。試合はその後岐阜が逆転し、横浜FCはカズのゴールも実らず1-2で敗れる結果に終わっている。

 このゴールでカズは、自身の保持していたJリーグ最年長ゴール記録を49歳3か月24日に更新することになった。世界でも類を見ない偉業を、スペイン『マルカ』やアルゼンチン『オレ』などのウェブサイトもそれぞれ動画や写真入りで伝えている。

 中でもカズへの注目度が強いのは、やはりイタリアだ。かつてセリエAでプレーした同選手の記録更新を、『ANSA通信』は「カズ・ミウラは自分自身を打ち破る」と報道。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』もゴールシーンの動画をウェブサイトに掲載し、「クレイジーなカズ・ミウラ。49歳でのゴールとダンスショー」と題している。ジェノバの地元メディア『セコロXIX』は、1994-95シーズンにジェノアに所属したカズがサンプドリアとのダービーマッチで先制ゴールを記録した際の映像とともに伝えた。

 カズは2008年10月に41歳7か月29日でのゴールを記録し、ジーコ氏の保持していた記録を抜いてJリーグ最年長得点者となった。以後11回にわたって自身の記録を更新し続けてきたが、イタリアでもたびたびその記録更新が報じられ続けている。

 1シーズンでイタリアを去り、得点もダービーでの1点にとどまったとはいえ、セリエAで初出場・初得点を記録したアジア人選手でもあるカズは人々の記憶に残り続けているようだ。21年も前に同国を去った選手が今も現役でプレーしてゴールを決めていることには、イタリアのファンも驚いているに違いない。
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