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チチャリート、メキシコの歴史的大敗で「魂が痛んでいる」

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代表歴代最多得点数に迫っていたが…

 18日に行われたコパ・アメリカ・センテナリオ準々決勝で、メキシコはチリに0-7と歴史的な大敗を喫した。チチャリートことFWハビエル・エルナンデスは試合後、メディアの取材に応じた。

 メキシコはチリとの一戦に臨むまで22試合負けなしと絶好調だった。J・エルナンデス自身もグループステージのジャマイカ戦でゴールネットを揺らし、メキシコ代表での通算45点目を記録。ハレド・ボルヘッティ氏が保持する同代表歴代最多得点数記録に並ぶまであと1ゴールに迫っていたところだった。

 しかし前回王者との試合は、公式戦においては1928年アムステルダム五輪でスペインに喫した1-7の大敗を上回る屈辱的な結果となってしまった。不名誉な記録を塗り替えることになったが、フル出場を果たしたJ・エルナンデスは、試合後に今大会初めて取材陣の前に足を止めた。アメリカ『ESPN』など複数メディアがコメントを伝えている。

「ただただ謝りたい。試合を観に来てくれたメキシコ人、メキシコや世界中で観てくれたメキシコ人のみんなに謝罪する。この国を代表しているのは僕たちなんだ。魂が、心が痛んでいる。国民に対して面目が立たない」

「ピッチ上ではすべてを尽したが、思ったとおりのサッカーができなかった。チリはたくさんのチャンスをつくり出し、7点を決めた。このようなことが二度と起きないことを願う。そして、これが転機であることもだ」

 J・エルナンデスは結果に肩を落としながらも、前向きな姿勢は崩さない。

「いつも頭に浮かぶ言い回しがある。『夜明け前ほど暗いことはない』というものだ。どん底に落ちることも必要だということだ。残念ながら、僕たちは今日そうなってしまった。だが、プレーヤーとして、そしてサッカー界や国として変えなければいけないことがたくさんあると分かった」


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