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浦和、大逆転勝利で連敗ストップ!! 槙野2発&李の決勝弾で2点差ひっくり返す

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[6.22 J1第1ステージ第13節 浦和 3-2 FC東京 埼玉]

 J1は22日、第1ステージ第13節を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズFC東京が対戦。前半13分にFWムリキ、同31分にMF橋本拳人がネットを揺らして前半でFC東京が2点をリードするが、後半21分と同27分にDF槙野智章のゴールで浦和が同点に追い付くと、同33分にFW李忠成の決勝ゴールが生まれて3-2の逆転勝利を収めた。

 ここ5戦未勝利、3連敗中の浦和は直近の第16節広島(●2-4)から先発2人を入れ替え、FW李忠成とMF関根貴大を先発起用。ここ6戦負けなしながらも3試合連続引き分け中のFC東京は直近の第16節新潟戦(△1-1)から先発3人を入れ替え、FWネイサン・バーンズ、MF羽生直剛、MF高橋秀人がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 最初に決定機を迎えたのはホームの浦和だった。前半11分、槙野からボールを受けたDF森脇良太がアーリークロスを送ると、走り込んだFW興梠慎三がヘディングシュートでゴールを脅かしたが、好反応を見せたGK秋元陽太に弾き出されてしまう。

 すると、アウェーのFC東京が前半13分に先制に成功する。前線から激しくプレッシャーを掛けてMF米本拓司がMF阿部勇樹からボールを奪取してバーンズに預けると、バーンズのラストパスをムリキが鮮やかにダイレクトで蹴り込んでスコアを1-0とした。さらに同14分にはムリキのスルーパスからPA内に進入したバーンズが狙うも、これはGK西川周作にセーブされてしまう。

 先制を許した浦和は前半23分、左サイドから展開すると、FW武藤雄樹のラストパスから関根が枠を捉えるシュートを放つも、秋元の横っ飛びのセーブに遭って同点ゴールとはいかず。すると同31分、右サイドのDF徳永悠平からパスを受けたバーンズがDF数人に囲まれながらも突破を図ると、突破は阻まれたもののこぼれ球に反応した橋本が冷静に流し込み、FC東京がリードを2点差に広げる。

 2-0とFC東京がリードしたまま後半を迎えると、反撃に出る浦和は後半5分、CKの流れから武藤が右足シュートを狙うも秋元にストップされてしまう。すると同11分にはFC東京が追加点の好機を生み出すが、バーンズのスルーパスからPA内に進入したムリキのシュートは西川に触れられると、ポストを叩いて3点目とはいかなかった。

 2点を追い掛ける浦和は後半13分に関根に代えてMF駒井善成、同18分には武藤に代えてMF梅崎司を投入して状況を打開しようと試みる。すると同21分、CKの流れから右サイドでボールを受けた興梠のクロスを、ゴール前に飛び込んだ槙野がヘディングで叩き込んで1点差に詰め寄る。さらに同27分には右サイドから展開されたボールを興梠が落とすと、槙野が右足ミドルで叩き込んで試合を振り出しに戻した。

 攻勢を強める浦和は後半33分、FKの流れから阿部が放った強烈なミドルシュートはクロスバーに弾かれたものの、こぼれ球に反応した李が押し込んで逆転に成功。そのまま逃げ切って3-2の逆転勝利を収め、6試合ぶりの白星を獲得した。一方のFC東京は7試合ぶりの黒星を喫した。

(取材・文 折戸岳彦)
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