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ドルトムントがこの夏に放出候補とする5人とは…優勝メンバーたちも退団か

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消え去るクロップ時代の主力組

 ドルトムントは、この夏にさらに大きく姿を変えることになりそうだ。すでに移籍の決まった主力選手2人や、マンチェスター・ユナイテッド移籍が騒がれるMFヘンリク・ムヒタリアンのほかにも5人の選手を手放す可能性が高いという。

 DFマッツ・フンメルスとMFイルカイ・ギュンドアンがチームを離れることが決まったドルトムントだが、その一方ですでに6人の新戦力を獲得。ムヒタリアンの夏以降の去就はまだ決まっていないが、このままだとトップチームに28人の選手が所属することになる。

 2015-16シーズン中にもたびたび「小さなグループで働くことが好み」と口にしていたトーマス・トゥヘル監督の方針もあり、クラブは今後、実質的に構想から外れている選手たちの放出を進めていくとみられる。すでに選手側から退団を希望する声があることも報じられているところだ。

 DFネベン・スボティッチの代理人はドイツ『WAZ』で、「ユルゲン・クロップの下ではチームで最も出場時間が多く、絶対的なレギュラーだった。ネベンのような実力を持つCBがベンチに座ることは満足できない」とコメント。「彼はどうしてもプレーしたい。代理人として、彼に選択肢を与えるのが我々の仕事だ」と移籍先を探していることを示唆している。シーズン後半戦には戦線離脱を余儀なくされたスボティッチだが、それ以前からレギュラーの座は確保できていなかった。

 昨夏にレンタルでフィオレンティーナへ送り出されたポーランド代表MFヤクブ・ブワシュチコフスキは、完全移籍が実現せず、契約の上ではドルトムントに復帰。こちらは代理人が数週間前に、「クラブと選手の両者が、現時点ではすべての選択肢に対してオープンだ」と語っていたが、期限付きとはいえ一度は手放した選手を再び構想に含めることは考えにくいかもしれない。

 さらに、上記の2人と同様にサポーターの間で高い人気を誇るトルコ代表MFヌリ・シャヒンには、トルコメディアによればガラタサライが関心を抱いているとのこと。またシーズンを通じて定位置をつかめなかったDFパク・チュホ、MFモリッツ・ライトナーらの放出もオファー次第で実現すると予想される。

 ドルトムントは来月4日に新シーズンに向けて始動するが、その顔ぶれが大きく様変わりすることは間違いなさそうだ。日本代表MF香川真司が合流する時点で、2012年にともに国内2冠を達成した仲間のうち残っているのは、GKロマン・バイデンフェラー、DFマルセル・シュメルツァーウカシュ・ピシュチェク、MFスベン・ベンダーの4人だけとなっている可能性もある。

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