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OA枠3人目の興梠が2発! 第2子誕生の梅崎が祝弾! 浦和が2連勝で第2ステージへ

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[6.25 J1第1ステージ第17節 浦和3-1神戸 埼玉]

 浦和レッズがリオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表のオーバーエイジに内定したFW興梠慎三の2ゴール、MF梅崎司の自身の第2子誕生を祝うPK弾でヴィッセル神戸に3-1で競り勝ち、2連勝で第1ステージを終えた。

 浦和はDF槙野智章が出場停止のため、DF那須大亮が今季リーグ戦初先発した。ホームサポーターの声援を受けて攻め込む浦和は前半27分、右のスペースでパスを受けたMF駒井善成がグラウンダーのクロスを送ると、FW李忠成がスルーし、興梠が右足シュート。だが、足もとに入りすぎたのかボールはクロスバー上に外れてしまう。

 それでも最初にゴールネットを揺らしたのは浦和だった。前半34分、敵陣の浅い位置からDF森脇良太がロングフィード。これでPAやや右に抜け出した李がGKキム・スンギュと接触しながらもヘッドで中央に折り返し、興梠が無人のゴールに頭で流し込む。興梠は4月29日の第9節・名古屋戦(4-1)以来、公式戦11試合ぶりのゴールとなった。

 前半41分にはMFペドロ・ジュニオールに至近距離からシュートを打たれたが、GK西川周作がしっかりブロックすると、同アディショナルタイム1分に追加点を挙げる。駒井のパスを受けた李がPA右から折り返したボールは相手に当たりながらも中央に転がり、フリーで待っていた興梠が難なく右足でゴール右隅に決め、2-0で前半を終えた。

 前半は攻めあぐねた神戸は後半3分、右サイドからMF藤田直之がゴール前にロングスローを放り込み、相手にクリアされたが、MF小林成豪が再びゴール前に放り込んだボールをFWレアンドロが粘って左足で押し込み、後半開智早々に1-2と1点差とする。直後の同5分にもMF渡邉千真のシュートは相手DFのブロックに遭ったが、こぼれ球をつないでレアンドロが右足ミドルもゴール上に外れた。

 点差を縮められた浦和は後半24分、MF関根貴大が中央で相手を引き付けてスルーパス。絶妙なタイミングで後半開始から出場のFWズラタンが抜け出すもファーストタッチが大きくなり、GKキム・スンギュに阻まれる。同28分にはPA中央でパスを受けた興梠が細かいタッチからシュートコースを作り、左足を振り抜いたが、これもキム・スンギュに弾かれた。

 終盤に向けてはお互いに疲れが見え始め、ファウルが目立つ展開に。後半40分には梅崎の右足ミドルがMF三原雅俊の腕に当たり、浦和がPKを獲得。これをこの日第2子が誕生した梅崎が豪快に決め、ベンチメンバーと共にゆりかごダンスで祝福した。試合はそのまま3-1でタイムアップ。年間王者獲得を目指す浦和が7月2日から始まる第2ステージに弾みをつけた。

●[J1]第1ステージ第17節 スコア速報

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