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オウンゴールに落胆のマコーリー 試合後にはファンへのあいさつもできず…

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 北アイルランド代表DFガレス・マコーリーは、ユーロ2016決勝トーナメント1回戦での敗退につながるオウンゴールを決めてしまったことに落胆の色を隠せない。

 25日に行われたベスト16のウェールズ戦は0-0で後半半ばを過ぎたが、75分に試合が動いた。ガレス・ベイルが左サイドからクロスを入れると、インターセプトを試みたマコーリーの足に当たったボールはそのままネットに収まり、結局これが決勝点となった。試合後のマコーリーのコメントをイギリス『デイリー・メール』などが伝えている。

「これで全員が帰国しなければならないということに、とにかく落胆している。みんな大きなショックを受けているよ」

 マコーリーのすぐ後ろにはハル・ロブソン・カヌが飛び込んでおり、ボールに触らなかったとしても決められていたことは確実な場面だった。

「数週間後に見直したとすれば、いずれにしても決められていたということに救われるかもしれない。でも、今はそうは思えない」

 悪いことは重なるもので、マコーリーは試合後のドーピング検査に選ばれてしまい、チームメイトと一緒に観客席のファンに最後のあいさつをすることができなかった。

「ほかの選手たちと一緒にピッチに出ることができず残念だった。それがルールだし、僕が検査に選ばれたということだ。でも本当に腹が立ったよ。色々と支えてくれたファンに感謝したかったけど、得てしてこういうことは起こるものだ」

 36歳のマコーリーは、今大会を最後に代表を引退する可能性があることも大会前に認めていた。このままだとあまりにも悲しい幕引きになってしまうかもしれない。

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