beacon

横浜FC、3か月ぶり先発出場のGK南が完封劇「勝ったことが一番」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.26 J2第20節 横浜FC1-0町田 ニッパツ]

 3月20日の山口戦以来、3か月ぶりの先発出場となったGK南雄太が、横浜FCを8戦ぶりの勝利に導いた。被シュートは11本。自軍の放った倍以上のシュートを浴びたが、ゴールに鍵をかける。「いつチャンスが来てもいいように日々変わりなくやってきた」と話した36歳のベテランGKは、「自分がどうこうと言うよりはチームが勝ったことが一番うれしいです」と笑みをこぼした。

 南は今季は開幕から4試合連続先発出場。そんな守護神は3月26日の第5節愛媛戦をインフルエンザで欠場すると、4月3日の第6節金沢戦でメンバー復帰を果たすが、21歳GK渋谷飛翔にポジションを奪われてしまった。「もともと出れなくなったのも自分のせい。飛翔もすごく頑張っていたし、自分は出ているからとか出ていないからとか関係なくやってきたつもりです」。急成長を遂げる後輩GKのためにも、復帰試合を落とすわけにはいかなかった。

 渋谷にも刺激を与える完封劇になった。南について「学ぶものがいっぱいある」と話すと、「切磋琢磨してやっていきたい」と闘志に変える。明日の千葉との練習試合には出場する予定とのことで、「しっかりアピールしていきたい」と気合を入れ直した。

(取材・文 児玉幸洋)
●[J2]第20節 スコア速報

TOP