元イタリア代表MFアンドレア・ピルロは、かつてのチームメートたちのスペイン相手の雪辱を期待しているようだ。

　イタリアは27日のEURO2016決勝トーナメント1回戦でスペインと対戦する。EURO2012の初戦や決勝でも対戦した相手だ。イタリアは1994年を最後に、主要大会でスペインに勝てていない。

　ピルロはイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で次のように述べている。

「この段階で対戦することになるなんて、早過ぎるね。スペインはグループリーグを首位で通過するはずだった。そうすれば素晴らしいファイナルでの対戦になっていたかもしれない。でも、リベンジするチャンスになった。(対戦が決まって)より心配したのはスペインの方だと思う。イタリアと対戦するのは簡単じゃないからだ」

「スペインは優勝候補だよ。まだ最高のサッカーをするからね。でも、僕らもやってのけようとしている。EURO2012のときはほぼ不可能だったことだ。スペインほど試合をコントロールするチームはない。でも、『良いサッカー』の解釈の問題だ。よりソリッドな方が良いのか、より楽しませる方が良いのか……ベストは勝つチームだ。そして彼らはクラブレベルでもすべてに勝っている」

　ピルロはイタリアの3-5-2システムがスペインを苦しめるとみているようだ。

「彼らはボールを持たないでプレーするのに慣れていない。守備はイタリアほど組織されていないから、より突破が可能となる。3-5-2はピッチをカバーし、ボール保持者にプレスをかける助けとなる。EURO2012の初戦などが示しているよ」

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