beacon

「一生に一度しかない」五輪出場に向けて…静かに闘志を燃やすU-23代表MF大島

このエントリーをはてなブックマークに追加

 最後のアピールの場となる。リオデジャネイロ五輪最終メンバーに入るため、29日に迎える国内ラストマッチU-23南アフリカ戦に向けて、U-23日本代表の選手たちは自らの力を存分に発揮しようとしている。手倉森ジャパンの中心選手としてプレーを続けてきたMF大島僚太(川崎F)も静かに闘志を燃やしていた。

 手倉森ジャパンの主力としてプレーしてきた大島は、6月のキリン杯で初のA代表選出を果たした。出場機会こそ巡ってこなかったものの、海外でプレーする多くの選手たちとともに活動することで今後、自身のやるべきものが明確になったと話した。

 A代表を経験したことで、「攻守の切り替えや球際のところ」は伸ばさなければいけない部分だと改めて感じ、「ボールを持つという部分では負けていない」と感じられた。今後はテクニックに磨きをかけながらも、攻守の切り替えをより早め、球際でもさらに激しく戦えるように成長していこうとしている。そして、成長のスピードも「上げていかないといけない」と視線を上へと向けた。

 リオ五輪前国内ラストマッチとなるU-23南アフリカ戦は「皆、(最終メンバーに)選ばれるかどうか分からない状況でアピールする場」だ。この試合での活躍がリオ行きのチケットを手に入れる近道となるだろう。当然、「一生に一度しかない大会だと思うし、経験したい」と語る大島もリオ行きのチケットを手にしようとプレーするが、「チームとして(手倉森誠)監督が掲げるサッカーを皆で出したい」とまずはチームのために戦い、勝利に導くことだけを考える。

(取材・文 折戸岳彦)

●リオデジャネイロ五輪特集

TOP