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スペインメディアが清武を分析 「攻撃のイニシアチブを握る」「セットプレーで脅威に」

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期待と不安が入り混じる

 日本代表MF清武弘嗣は、今夏ハノーファーからセビージャへと移籍を果たした。スペイン『エスタディオ・デポルティボ』が同選手のプレースタイルを分析している。

 2012年から4年にわたりドイツのブンデスリーガでプレーしてきた清武だが、スペインではまだその名を知られた存在とは言えない。そこで、『エスタディオ・デポルティボ』はブンデスリーガを取材する4人の識者に清武の分析を依頼した。

 ホセ・ガビラン氏は清武を「規律を守るプロフェッショナルであり、アジアでメディア人気がある選手」「右利きだが左サイドや中央に位置し、ゴール前に顔を出す。ラストパスとミドルシュートが特徴。セットプレーにおいて脅威となる」と評した。

 レンダ・コロフスキ氏は「ハノーファーで唯一救いと言える存在だった。ドイツでは攻撃時にイニシアチブを握るトップ下として活躍した。ベスト・オブ・ベストの選手ではないが、この日本人は常に(指示を)守り実行する」と清武を定義している。

 シャーク・グティエレス氏は「軽妙なサイドの選手として、あるいはトップ下でプレーする」「ドリブルやシュートに際立った技術を持つ」「議論の的になると言うよりクオリティーを示してくれる選手」と記した。

 一方で、批判的な見解もある。マルタ・モラーレス氏は「ブンデスリーガで傑出した選手ではなかったので、この補強は驚きだ。ただ、国際舞台での経験はある。(スペインで活躍するには)チームメートの理解が必要だろう」と辛口な意見を述べている。

 現時点で、清武はスペインで「エキゾチックな選手」として認識されているようだ。ファンやメディアに重要な選手だと認められるかどうかは結果次第となるだろう。清武にとって、勝負はプレシーズンから始まっているのかもしれない。

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