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生き残り賭けるU-23代表MF伊東「スピードだけじゃないところも見せたい」

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 自慢のスピードを武器に、一気にリオデジャネイロ五輪メンバー入りを狙う。昨年11月以来となるU-23日本代表の活動に参加しているMF伊東純也(柏)は、最後のアピールの場となるU-23南アフリカ代表戦に向けて「自分の持てる力を見せたい」と意気込んでいる。

 15年11月の神奈川合宿では、快足を飛ばして猛アピールした伊東だったが、16年1月のAFC U-23選手権(リオデジャネイロ五輪アジア最終予選)のメンバー入りを果たせず。その後は手倉森ジャパンに招集されない時期が続いたが、今年5月の佐賀合宿で久し振りのメンバー入りを果たした。しかし、左足ふくらはぎの違和感により、練習に参加することなく途中離脱を余儀なくされた。

 アピールの場は限られてきたものの、手倉森誠監督から期待を寄せられるスピードスターは、ラストチャンスの機会を手に入れた。自身も「ラストチャンスだと思っている」と自覚しているように、残されたアピールの場は南アフリカ戦の1試合のみ。肩に力が入ってもおかしくない状況だが、「それでも平常心で、いつもどおりのプレーができれば」と落ち着いて、自身の運命を左右する一戦を迎えようとしている。

 アフリカ勢にはスピードのある選手がいるだろうが、「外国人選手にも負けない自信がある。スピードで抜くところも見せたいし、スピードだけじゃないところも見せたい」と自らの持っている力を存分に発揮して、生き残りを懸ける。

(取材・文 折戸岳彦)

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