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ベルルスコーニ、最後までブロッキを説得 「私を信じろ」

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 新たにビンチェンツォ・モンテッラ監督を招へいしたミランだが、シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長は最後までクリスティアン・ブロッキ前監督を説得していたという。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

 シーズン途中にブロッキ氏をユースから昇格させたミランは、中国企業グループとのクラブ売却交渉が長引き、新シーズンのチームを託す指揮官が決まらない状態にあった。

 ベルルスコーニ会長はブロッキ氏の続投を望んでいたが、中国企業グループの希望は指揮官交代。不利な状況にあったブロッキ氏は今週、ベルルスコーニ会長に手紙で退団の意思を伝えた。同氏はセリエBのブレッシァとの合意が報じられている。

 だが、ベルルスコーニ会長は28日にブロッキ氏と直接話した際、「待つんだ。私を信じろ」と発言。中国企業グループを説得するとして、退任の決断を待つように求めたそうだ。

 それでも、ブロッキ氏の決意は固かった。ベルルスコーニ会長の要請に驚きつつ、断りを入れたという。自身を取り巻く環境から、会長の信頼だけではミランで続けるのに十分ではなかったことや、すでにブレッシァに就任を約束していることで信義を重んじたからという。

 ブロッキ氏に続投の考えがないことから、ベルルスコーニ会長は新監督を迎える覚悟を決めたそうだ。そして28日、ミランはモンテッラ監督と2年契約を結び、就任を正式発表した。

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