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浅野アーセナル移籍を「今夏の目玉」と報道も…英紙「合計24分」の不安

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 アーセナルが正式に獲得に乗り出した日本代表FW浅野拓磨(広島)について、英メディアも強い関心を持って報じている。『メトロ』は「これが実現すれば今夏の移籍市場での目玉の一つになるだろう」として浅野を特集。ただ「アーセナルはこのニュースを喜ぶべきだろうか?」と疑問も投げかけ、“過去の失敗”を例にとって検証している。

 Jリーグの名古屋グランパスで指揮を執った経歴を持つアーセン・ベンゲル監督はこれまでもアジア市場に強い関心を示してきた。アジアの多く若き才能に注目してきたが、プレミアリーグに適合する選手にすることはできていない。

 実際、ベンゲル監督は3人のアジア人選手を獲得してきた。しかし2001年に獲得したMF稲本潤一(札幌)はWBA、フルハム、フランクフルト、ガラタサライでキャリアを重ねたが、最後までアーセナルでのプレミアリーグの出場を叶えることは出来なかった。

 2011年に獲得した韓国代表FWパク・ジュヨン(FCソウル)はわずか7分間だけの出場にとどまり、同年加入したFW宮市亮(ザンクト・パウリ)も17分間出場したのみで、ほとんどの時間をレンタル移籍先で過ごした。

 『メトロ』は「アーセナルファンが喜べない理由」として、これまで在籍したアジア人選手のプレミアリーグ合計出場時間が24分だけであることを挙げ、「浅野が彼らと同じ運命を辿らないことを祈るばかりだ」と結んだ。

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