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方式変更が生んだ妙…ポルトガルが90分勝利なしで4強へ

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[6.30 EURO準々決勝 ポーランド 1-1(PK3-5) ポルトガル マルセイユ]

 ポルトガル代表は6月30日、ポーランド代表との準々決勝を1-1から突入したPK戦の末に5-3で制し、2大会連続のベスト4進出を決めた。

 大会方式の変更が珍事を生んでいる。今大会からグループリーグ3位になっても、各組上位4チームまでが決勝トーナメントに進めることになった。グループリーグで3引き分けだったポルトガルは、これに救われる形で決勝T進出を決めている。現行のグループリーグ方式になってから勝利なしで決勝Tに勝ち上がったチームはなく、方式変更が生んだ妙と言える。

 しかしポルトガルはこれだけにとどまらず、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦は延長戦の末に勝利。そして準々決勝のポーランド戦もPK戦勝利と、90分勝利なし、公式記録上は1勝4分でベスト4まで勝ち上がったことになる。

 ただ『uefa.com』によると、フェルナンド・サントス監督は「難敵を相手に、正当な勝利を収めたと言っていい」と胸を張る。ポーランド戦のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたMFレナト・サンチェスも「批判はあるだろうけど気にしないよ。だって準決勝に進めたんだからね」と2大会連続の4強を誇った。


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