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PK戦で無念の敗退…退任のコンテ「イタリアには明るい未来が待っている」

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[7.2 EURO準々決勝 ドイツ1-1(PK-6-5)イタリア ボルドー]

 イタリア代表のアントニオ・コンテ監督が、EURO2016準々決勝・ドイツ戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えている。

 2日に行われたEURO2016準々決勝でドイツと対戦したイタリアは、1点ビハインドで迎えた後半33分にDFレオナルド・ボヌッチがPKを決めて同点に追いつく。そのまま延長戦でも決着はつかずPK戦に突入。そのPK戦でもサドンデスまで突入すると、イタリア9人目のDFマッテオ・ダルミアンがGKマヌエル・ノイアーに止められ失敗。後攻ドイツのDFヨナス・ヘクターに決められ、PK5-6で敗退が決まった。

 この試合ではドイツがイタリア対策として3バックを採用していた。コンテ監督は「世界王者が戦い方を変えてきたという事実は、我々を大いにリスペクトしていたことの証だ。PK戦という“クジ引き”で敗退することを残念に思う。ドイツは極めて強く、世界最強のチームだった」とドイツを称え、「ドレッシングルームは失望に包まれていた。この夢を実現するために全力を尽くしたからね」と試合後の選手たちの状況を明かした。

 コンテ監督はこの試合を最後にイタリア代表監督を退任し、チェルシーの指揮官に就任する。「この23選手とスタッフ、チームの全関係者を忘れることはない。我々は今後の成功につながる、消えることのない足跡を残した。初めて大会に出場する選手もいて、この経験を今後の成長に生かすことができるからね。イタリア・サッカー界には明るい未来が待っていると確信しているよ」と別れの言葉を残した。

 また、来季からの新しい挑戦に向けて「もう少し長く戦い続けていたかったので、休暇がなくなってもいいと思っていた。これからは1週間のオフを取り、この失望から立ち直りたい。それからチェルシーでの冒険がスタートする。難しいと同時に刺激的なものになるが、そうしたチャレンジは望むところだ」と意気込んでいる。

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