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8チームなのに…6番を引いて「9番です」 神戸FW渡邉千真が抽選で天然ボケ

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 ナビスコ杯から大会名称を変更したJリーグYBCルヴァンカップの決勝トーナメント組み合わせ抽選会が3日、行われ、ACL参戦のためシードとなっていた浦和レッズは準々決勝でヴィッセル神戸と対戦することが決まった。

 8チームで一番最初に抽選した浦和FW武藤雄樹が引いたのは5番のくじ。対戦相手となる6番をだれが引くのか、固唾をのんで見守った。すると5番目に抽選した神戸FW渡邉千真が6番を引いたが、逆さに持って「9番です」と、まさかの“天然ボケ”。「端のほうを引きたかったので思わず……」と本気で勘違いしたようだ。

 浦和と神戸は8月27日のJ1第2ステージ第10節でも対戦することが決まっており、8月31日のルヴァン杯準々決勝第1戦、9月4日の同第2戦と、同一カード3連戦となる。武藤は「一番引きたくなかったのが神戸。リーグ戦を含めると3連戦になるし、昨日も『神戸ばっかにならないといいな』と言っている選手がいた。そういうことを言っていると、引いちゃうのかな」と苦笑い。それでも「リーグ戦、ルヴァン杯と3連勝したい」と気持ちを切り替えた。

 一方、武藤が「あっちのほうが嫌そうな顔をしていた」という渡邉も「同じチームと連続で3試合やるのは正直、やりづらい」と吐露。昨季はリーグ戦のほか、天皇杯準々決勝でも対戦したが、結果は浦和の2勝1分。今季は6月25日のJ1第1ステージ最終節で対戦したばかりで、やはり浦和が3-1で快勝している。

「僕が神戸に来てから、浦和には散々やられている」。15年にFC東京から完全移籍で神戸に加入後、浦和に1勝もしていない渡邉は「何度も負けたくない。しっかり自分たちのサッカーができれば対抗できると思うし、勝てない相手ではないと思っている」と力説した。

(取材・文 西山紘平)

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