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[EURO]アイスランドの進撃ストップ…ホスト国フランスが5発粉砕で4大会ぶりの4強

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[7.3 EURO準々決勝 フランス5-2アイスランド サンドニ]

 EURO2016は3日、準々決勝を行い、ベスト4が出そろった。開催国のフランス代表は初出場で8強入りしたアイスランド代表と対戦。前半だけで4ゴールを奪い、今大会旋風を巻き起こしたアイスランドに5-2で快勝した。フランスは優勝した00年大会以来、4大会ぶりの4強入り。7日の準決勝ではドイツ代表と対戦する。

 MFエンゴロ・カンテとDFアディル・ラミが出場停止のフランスはMFムサ・シッソコとDFサムエル・ウムティティが先発。6月26日の決勝トーナメント1回戦・アイルランド戦(2-1)の後半に採用した4-2-3-1のシステムでFWアントワーヌ・グリーズマンがトップ下に入り、MFポール・ポグバとMFブレズ・マトゥイディがダブルボランチを組んだ。

 前半12分、マトゥイディのスルーパスに抜け出したFWオリビエ・ジルが左足で先制点。同20分にはグリエーズマンの右CKに飛び込んだポグバが豪快なヘディングシュートを叩き込み、今大会初ゴールを奪った。アイスランドは今大会初となる1試合複数失点。フランスが抜群の決定力でアイスランドの堅守を攻略した。

 フランスはさらに前半43分、グリエーズマンの横パスを受けたMFディミトリ・パイェが左足ミドルで今大会3ゴール目となる追加点。同45分には縦パスをジルがワンタッチで流し、ゴール前に抜け出したグリエーズマンがGKとの1対1から左足のループシュートで冷静にゴールネットを揺らした。グリエーズマンは得点ランキング単独トップとなる通算4ゴール。前半だけで4-0という大差を付けた。

 アイスランドも後半11分、MFギルフィ・シグルドソンの右クロスからFWコルベイン・シグソールソンが右足のスライディングシュートで1点を返したが、フランスは同14分、パイェのFKにジルが高い打点のヘディングで合わせ、5-1と再び突き放した。勝利を確信したか、ディディエ・デシャン監督は後半15分にジル、同27分にDFローラン・コシールニーという累積警告1枚の選手をベンチに下げ、同35分にはパイェも“温存”した。

 アイスランドは後半38分からFWエイドゥル・グジョンセンを投入。すると直後の39分、DFアリ・スクーラソンの左クロスにMFビルキル・ビャルナソンが頭で合わせ、2-5と追い上げる粘りを見せた。初出場でグループリーグを突破し、決勝トーナメント1回戦ではイングランドに2-1の逆転勝利をおさめる大金星で世界中を驚かせたアイスランド。人口わずか33万人ほどの小国が大会を印象付ける大躍進を遂げたが、その快進撃はベスト8でストップした。

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