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痛恨のミスを悔やむザザ「人生で最も重要なPKを失敗してしまった」

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 イタリア代表FWシモーネ・ザザは、EURO2016準々決勝ドイツ戦でのPK失敗に落胆する様子を見せ、謝罪の言葉も述べている。

 2日に行われた準々決勝の超大国対決は、1-1のスコアで120分間を終えてPK戦にもつれ込んだ。ザザは延長後半アディショナルタイムにDFジョルジョ・キエッリーニとの交代で出場し、「PK要員」として投入された形となった。

 だが、2人目のキッカーを務めたザザはこのPKを失敗してしまう。細かいステップから満を持して放った左足シュートは、大きくゴールマウスを外れる結果となった。その後も両チームに失敗が続き、9人目までもつれ込んだPK戦は最終的に6-5でドイツの勝利に終わった。

 ザザのPKは、4番手を務めて失敗したFWグラツィアーノ・ペッレのキックとともに「史上最悪のPK」として酷評の対象となっている。ザザが見せた特徴的な助走は「ザザダンス」としてソーシャルメディア上で失笑を買い、多くのパロディー動画なども作成されることになってしまった。

 それでもイタリアのファンは、ザザを含めた選手たちの帰国を空港で温かく出迎えたという。ザザは空港で次のようにコメントを述べたとして、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

「イタリア国民の皆さんを落胆させてしまって申し訳ない。人生で最も重要なPKを失敗してしまったし、今後もずっと忘れはしないつもりだ。僕はいつもこういう蹴り方をしてきたし、決められると思っていた。実際にGKの裏をかくことはできたけど、ボールはああいう形で飛んで行ってしまった」

「難しいことだけど、立ち直ることができるように頑張りたい。でもイタリアの皆さんには、僕らがやってきたことを分かってほしいと思う。僕らが本気でやってきたことが、1つのエピソードだけで帳消しにされてしまうのはフェアじゃない」


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