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“黒歴史”から這い上がってきたベイル「僕はもう何年もバカにされ続けてきたんだ」

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 ウェールズ代表は1日、EURO2016準々決勝でベルギー代表を3-1で破り、ベスト4進出を果たした。チームの躍進を支えるMFガレス・ベイルは、レアル・マドリーの仲間たちからバカにされる歴史に終止符を打つことができたと語っている。『ESPN』が伝えた。

 初出場ながら快進撃を続けるウェールズ。グループリーグを2勝1敗で首位通過すると、決勝トーナメント1回戦で北アイルランド代表を1-0で撃破。勢いは止まらず、準々決勝では優勝候補の一角であるベルギー代表に3-1で快勝し、ベスト4へと駒を進めた。

 ベイルは周囲の予想を覆す躍進に「冗談というか冷やかしでだけど、僕はもう何年もバカにされ続けてきたんだ。代表チームのメンバーたちとここまでやってこれて本当に嬉しいよ。間違いなく周りの期待を上回る結果を見せていると思う」と胸を張る。

 大会前にはレアルで同僚のドイツ代表MFトニ・クロースから冗談で「君たちは3試合しかプレーしないだろう」と言われていたというが、今ではそのドイツと決勝で顔を合わせる可能性も出てきた。ベイルも「彼と決勝で当たったら素晴らしいね」と、対戦を心待ちにしている。

 ファイナルにたどり着く前に準決勝で戦うのは、同じくレアルの同僚FWクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガル代表。ここ5大会で4度ベスト4に進出している強国が相手だが、ベイルに気後れは全くないようだ。

「ビッグチームを倒したことで自分たちも成長したと感じている。このチームと一緒なら恐れるものはない。ただただ、この道程を楽しんでいるだけさ。これは素晴らしい旅路なんだ」。果たしてウェールズの冒険の行き着く先はハッピーエンドとなるのだろうか。

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