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史上4度目、32年ぶりホスト国Vへあと一つ…仏監督「やれることはすべてやる」

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[7.7 EURO準決勝 ドイツ0-2フランス マルセイユ]

 フランス代表は7日、ドイツ代表とのEURO2016準決勝に臨み、2-0で勝利した。前半終了間際にFWアントワーヌ・グリーズマンがPKを蹴り込み先制すると、後半にもグリエーズマンが1点を加え、優勝した2000年大会以来となる決勝に勝ち進んだ。

 地元開催の勢いは、世界王者をも呑み込んだ。データ上ではホール支配率でドイツが65-35と大きく上回っていた。しかし結果は2-0でフランスの完勝。『uefa.com』によると、試合終了の瞬間、派手なガッツポーズを見せたディディエ・デシャン監督は「久しぶりにドイツに勝ったが、今日はそのことはどうでもいい。とにかく決勝に行けることになった。我々は歴史を作ったんだ」と興奮気味に振り返った。

 今大会で15回目を迎えるEUROだが、ホスト国が決勝に進んだのは5度目。そのうち、2004年のポルトガル以外、3度でホスト国が優勝を決めている。フランスが優勝となれば、奇しくも1984年のフランス大会でフランスが優勝して以来、32年ぶり。またデシャン監督は選手時代の強烈なキャプテンシーで優勝に導いた2000年大会に続く“連覇”にも期待が集まることになる。

 決勝の相手は好調クリスティアーノ・ロナウド率いるポルトガル。相手にとって不足はない。デシャン監督は「決勝まで3日しかない。最も大事な一歩は日曜日にやってくる。可能な限り最良のコンディションで日曜日の試合を迎えられるよう、やれることはすべてやるつもりだ」と気を引き締めた。


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