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清武、コレア、サラビア...新生セビージャの鍵を握るのは“10番”の選手たち?

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 新たなセビージャでトレンドになるのは、MF清武弘嗣をはじめとする“背番号10”の選手たちかもしれない。スペイン『エスタディオ・デポルティボ』が伝えている。

 今夏、セビージャには大きな変化が訪れた。ウナイ・エメリ前監督が去り、ホルヘ・サンパオリ新監督が就任。MFエベル・バネガやMFグジェコシュ・クリホビアクら昨季の主力選手がクラブを去り、清武、MFパブロ・サラビア、MFホアキン・コレアといった新戦力が到着した。

 エメリ前監督は中盤の全権をバネガに託していた。そのため、モンチSD(スポーツディレクター)は2人の退団を受け、中盤の再構成を強いられることに。想像性、プレービジョン、技術に優れた選手たちを補強する必要性に迫られたのだ。そこで目を付けたのが清武、サラビア、コレアの3選手である。彼らはいずれも前所属クラブで10番を着けていた。彼らに与えられるミッションはポゼッションを高めることと、ウイングを生かすための深みの獲得。これを昨季はバネガ一人に任せていたものの、今季は複数の選手でまかなう意向だとされる。

 一方、サンパオリ監督は高いテクニックと気迫のこもったプレー、それに加え攻守の切り替えの場面で能力を発揮できる選手を中盤に求めているとみられる。現時点、指揮官の要求するプレースタイルに最も近いのはコレアだが、同選手には左サイドで起用される可能性もあるようだ。

 セビージャの補強はここにとどまらない。モンチSDはパレルモMFフランコ・バスケスサントスMFガンソらの獲得に向けて行動を続けている。とりわけガンソへの関心は強く、サンパオリ監督は同選手をMFスティーブン・ヌゾンジ、アトレティコ・マドリーからの加入が迫るMFマティアス・クラネビッテルらとともに中盤の底に置き、ビルドアップの質を高める狙いを持っている。

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