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[クラブユース選手権(U-18)]ユース取材ライター陣が推薦する「クラセン注目の11傑」東日本編

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特集企画「ユース取材ライター陣が推薦する『クラセン注目の11傑』」

 ゲキサカでは7月25日に開幕する夏のクラブユース日本一を懸けた戦い、第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の注目プレーヤーを大特集。「クラセン注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター各氏に紹介してもらいます。第1回はサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』元編集長で育成年代からJリーグまで幅広く取材し、各種媒体に寄稿している川端暁彦氏による「東日本地区」の11人です。

川端暁彦氏:「日本クラブユース選手権(U-18)に臨む各チームの内、箱根~山梨~群馬~新潟以東のラインを東日本と規定して、そこからセレクトさせてもらいました。1チーム最大1名の原則を守りつつ、ポジションのバランスも考えて11人の傑物をそろえています」

以下、川端氏選出の11名
GK櫻庭立樹(北海道コンサドーレ札幌U-18)
「昨季は先輩たちの負傷もあって1年生ながらゴールを守り、貴重な経験を積み上げた。190cmの体躯と長い手を生かしてクロスボールに果敢な飛び出しを見せてゴールを守る。すでに2種登録選手としてトップチームのメンバーリストにも名を連ねている」

DF常本佳吾(横浜F・マリノスユース)
※PICK UP PLAYER vol.1記事へ移動します」

DF橋岡大樹(浦和レッズユース)
※PICK UP PLAYER vol.2記事へ移動します」

DF入間川景太(ヴァンフォーレ甲府U-18)
「侵掠すること火の如きU-17日本代表ストッパーが全国舞台に再び登場となった。パワフルかつアグレッシブな守備と空中戦での跳ね返し能力が光るが、真骨頂は攻撃参加。元々はSBであり、『売りはドリブル』と豪語するとおりの猛烈突破が光る」

DF長谷川巧(アルビレックス新潟U-18)
「U-19日本代表候補にも名を連ねる高性能SB。機を見ての攻撃参加、ビルドアップに絡むセンスに加えて身体的なポテンシャルも高い。初挑戦のプレミアリーグでは苦戦も続いているが、それだけに今大会への意気込みも強いはず」

MF鈴木喜丈(FC東京U-18)
「青赤軍団が誇る中盤の大黒柱。大柄ながらスキルが高く、クレバーにボールを引き出しては正確に散らし、ビルドアップの要として機能する。U-16日本代表MF平川怜ら実力者がそろうFC東京のMF陣だが、やはり中心となるのはこの男だ」

MF田中碧(川崎フロンターレU-18)
「端正な容姿と抜群のテクニックが貴公子然とした雰囲気を醸し出すが、実際は『結構守備も好き』と語る攻守万能のセントラルMF。最終学年を迎えた今年は『自分がキャプテンのつもりで引っ張らないといけない』と自覚も十分で、夏の大会に燃えている」

MF藤本寛也(東京ヴェルディユース)
「安直なので多用はしたくない『センス』という言葉だが、この藤本には迷わず使える。技術の高さに加えて戦術的な感覚もあり、ゲームの流れに応じたプレーを選択する。小学校時代は山梨から東京Vの練習場まで通っていたという無類の努力家でもある」

MF長谷川元希(大宮アルディージャユース)
「止める・蹴る・運ぶの基本技術に秀で、ゴール前に飛び出しての決定的仕事もこなす大宮ユースの看板選手。山田陸とのダブルボランチは大会No.1のポテンシャルコンビ。今季から取り組んできた4-4-2の新システムの成果を見せたい」

MF瀬長直亮(横浜FCユース)
「長身ながらしなやかにボールをさばき、鋭くゴールへ迫る関東王者のアタッカー。攻撃の起点になりながら、フィニッシュも叩き込める万能型だ。昨年のプリンスリーグ参入戦など、ここぞという試合での活躍も光る」

FW中村駿太(柏レイソルU-18)
「柏のアカデミーが生み出したリアル・ストライカー。体は小さいが、勘の良さとポジショニングの妙でボールを引き出し、持ち前の技術と俊敏さを生かしてゴールを陥れる。今年はU-19日本代表候補へ飛び級招集され、『めちゃくちゃ刺激になった』」。

[写真]川端氏が注目選手に挙げる柏FW中村

執筆者紹介:川端暁彦
 サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』元編集長。2004年の『エル・ゴラッソ』創刊以前から育成年代を中心とした取材活動を行ってきた。現在はフリーランスの編集者兼ライターとして活動。『J論』( http://j-ron.jp/ )編集長を務めているほか、ライターとして各種媒体に寄稿。著書『Jの新人』(東邦出版)。
▼関連リンク
【特設ページ】第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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