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都倉が強烈ヘッド! GK金山がビッグセーブ連発! 札幌が松本との首位攻防戦を制す

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[7.20 J2第24節 札幌1-0松本 札幌ド]

 勝ち点47で並ぶ首位・北海道コンサドーレ札幌と2位・松本山雅FCの一戦は、消化試合数が1つ少ない札幌が1-0で勝利し、首位をキープしている。これで札幌は7試合負けなし(5勝2分)とした。

 夏の首位攻防戦は札幌が先手を取った。前半15分、敵陣中央のやや左でパスを受けたMF荒野拓馬が前にスペースがあったが、そのまま仕掛けずにクロスを上げる。これに反応したFW都倉賢がPAライン上から強烈ヘッド。飛びついたGKシュミット・ダニエルも届かないゴール左隅に吸い込まれ、スコアを1-0とした。

 1点を追う展開となった松本は前半29分、MF工藤浩平が右サイドから上げたクロスをFW高崎寛之がバックステップを踏みながら胸トラップ。態勢を崩さずに右足ボレーを放ったが、ゴール上に外れてしまい、決定機を逃す。前半は松本がゴールに迫るシーンを多く作ったが、前半のうちに追いつくことはできなかった。

 得点こそ1点だが、白熱した試合を展開する両チーム。札幌は後半7分、PA手前で縦パスを受けたFW内村圭宏が前を向いて個人技で仕掛け、PA右から右足を振り抜いたがわずかに右。松本も同17分、FKから頭でつないで最後はPA右に走り込んだDF後藤圭太が右足で合わせたが、ゴール上に外れてしまった。

 徐々に札幌に疲れが見え始め、松本が敵陣でプレーする時間が増え始める。すると、後半30分、右サイドからのクロスをFW山本大貴がドンピシャヘッド。決定的なシュートだったが、GK金山隼樹のビッグセーブに阻まれてしまう。さらにこれで得た右CKからファーサイドにフリーで走り込んだDF喜山康平が右足で合わせたが、これもGK金山に防がれ、松本は最後までゴールネットを揺らすことはできず、連勝は5でストップした。

 試合後のヒーローインタビューで都倉は、得点シーンを振り返り、「荒野の左足にはそんなに期待していなかった」と冗談で笑いを誘い、「早い時間帯ということで強くヘディングしようと思った。いいコースに行って良かった。何となくアップしている時からゴールを決められると思っていた」と予感が的中したゴールだったようだ。


●[J2]第24節 スコア速報

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