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理想はあるものの…降格危機名古屋、小倉隆史GM兼監督「大切なのは勝つこと」

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 クラブ初のJ2降格の危機にある名古屋グランパスが、公式サイトで久米一正代表取締役社長と小倉隆史GM兼監督による「ファン・サポーターの皆さまへ」と題したメッセージを更新した。

 名古屋は第1ステージを14位と躓くと、第2ステージに突入して以降も未勝利ののまま17位に低迷。未勝利はクラブワーストの12戦に伸びており、年間順位も16位と降格圏に沈んでいる。

 この危機的状況を「大変申し訳なく思っております」とした久米社長。「応援していただくファン、サポーターの皆さまに対し、お返しすべきは言うまでもなく目の前の勝利です」とし、週末に戦う残留争いのライバル、ヴァンフォーレ甲府戦の必勝を誓った。

 今夏補強したばかりのMFハ・デソンやMF扇原貴宏が負傷離脱する不運はあるものの、GMを兼任する小倉監督にはチームを立て直す責任がある。そのためにはなりふり構わず勝ち点を積み重ねる必要がある。「私自身グランパスがどういうサッカーを目指すのかじっくりと考え、それをチームに落とし込めるよう努めています」とあくまで理想を追求する考えを持っているが、「しかし、何よりもサッカーにおいて大切なのは『勝つ』こと」と現実も受け入れる。そして「ファン・サポーターの皆さまの想いに応えるためにも、『目の前の試合に勝つ』という当たり前のことにこだわってチームの指揮にあたっていきます」と改めて意気込みを語った。

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