beacon

「大島からも多分出てくる」…1トップ興梠も共演に期待

このエントリーをはてなブックマークに追加

 初の戦術練習で1トップの位置に入ったFW興梠慎三(浦和)が存在感を示した。「前でボールを収めることが求められているから、そこは意識したい」と自身の役割を語った興梠は、4-2-3-1の最前線に入ると巧みなポジショニングで後方からのパスを受け、高いキープ力を生かして周囲に攻め上がりを促した。

 手倉森誠監督は、「やっぱりターゲットになり得る。くさびだけでなく、ダイレクトプレーや一気に裏を突く動きなど、質を上げてくれている部分でもある」と興梠の動きを評価する。

 チームに合流して1週間、初の戦術練習ということもあり、自身は「もうちょっとという感じがします。もう少しお互いの特長を知ることが大事かなと思う」と周囲との連係をまだまだ高められると振り返った。

 しかし、浦和のチームメイトであるボランチのMF遠藤航(浦和)から鋭い縦パスを呼び込む場面もあり、「航が一番俺の特長を知っているから、あそこから(パスが)出てくる」と語りつつも、「まだ出てくる選手はたくさんいると思う」と話すと一人の選手の名前を挙げた。

 この日は37度3分の熱を出し、お腹を下した影響もありホテルで静養したMF大島僚太(川崎F)の名だ。「練習に参加できなかった大島とかからも、多分出てくると思う。出てくるところを見極めて、動き出せるようになればいい」と期待を寄せた。

(取材・文 折戸岳彦)

●リオデジャネイロ五輪特集

TOP