beacon

[総体]2日連続の“奇跡”…東福岡撃破の昌平が劇的PK勝利!初出場で初8強

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.29 全国高校総体3回戦 昌平高1-1(PK4-3)前橋商高 エディオンスタジアム広島]

 平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」のサッカー競技は29日、各地で3回戦を行った。エディオンスタジアム広島の第1試合では昌平高(埼玉1)が前橋商高(群馬)と対戦。0-1の後半アディショナルタイムに同点に追いつくと、PK戦を4-3で制す劇的な展開で準々決勝進出を決めた。前日の2回戦では2連覇中の王者・東福岡(福岡)を破る大金星を挙げた昌平。初出場で8強入りを果たし、31日の準々決勝では静岡学園高(静岡)と対戦する。

 東福岡撃破の実力はフロックではなかった。全国総体初出場で快進撃を続ける昌平が2日連続の“奇跡”を見せた。前橋商は前半29分、MF大塚優斗(3年)のスルーパスに抜け出したFW星野周哉(3年)がGKもかわして無人のゴールに流し込み、先制点。前半を1点ビハインドで折り返した昌平だが、後半に入り、怒涛の反撃に出た。

 すると後半アディショナルタイム、相手ゴール前でセカンドボールを拾ったMF松本泰志(3年)が横に流し、MF山下勇希(2年)がワンタッチでスルーパス。これに反応したFW本間椋(3年)が体勢を崩しながらも左足で流し込み、劇的な同点ゴールを奪った。本間は3戦連発の今大会4ゴール目。土壇場で1-1の同点に追いつき、試合はPK戦に突入した。

 先攻の前橋商は4人目のDF風間朝陽(3年)がゴール左を狙ったが、昌平GK緑川光希(2年)が横っ飛びでセーブ。昌平は4人目まで全員が成功し、迎えた5人目、前橋商MF金枝晃平(3年)のキックがクロスバーを越えた瞬間、勝負あった。PK4-3。初出場で初のベスト8進出を決めた“昌平旋風”はどこまで続くのか。準々決勝では、今大会3戦12発と攻撃陣が絶好調の静岡学園に挑戦する。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2016

TOP