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プスカシュ賞受賞から半年で驚きの転身 27歳で現役を引退し『FIFA』プロゲーマーに

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メッシらを抑えて年間最優秀ゴール受賞も…

 バルセロナFWリオネル・メッシらを抑えてプスカシュ賞の栄誉に輝いた男が、そのわずか数か月後に驚きの転身を果たすことになった。ブラジルのウェンデウ・リラは27歳で現役を引退し、テレビゲーム『FIFA』のプロゲーマーとしてのキャリアを本格的にスタートさせるとのことだ。

 2009年に創設されたプスカシュ賞は、世界のサッカー界で年間を通して最も素晴らしいゴールを決めたと評価された選手に贈られる。授賞式はFIFAバロンドールなど各賞とともに行われ、過去の受賞者にはメッシやクリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、ズラタン・イブラヒモビッチなど錚々たるストライカーたちが名を連ねている。

 2015年にも、メッシがコパ・デル・レイ決勝で決めた4人抜きゴールや、ローマMFアレッサンドロ・フロレンツィがチャンピオンズリーグのバルセロナ戦で決めた超ロングシュートなどがノミネートされていた。だがそれらを抑えて受賞したのは、世界的には無名の選手であったウェンデウ・リラ。当時ゴイアネージアに所属していた同選手が、ゴイアス州選手権で決めたアクロバティックなオーバーヘッドだった。

 その後はブラジルのビラ・ノバでもプレーしたウェンデウ・リラだが、わずか数試合の出場にとどまり、ゴールを決めることもなく5月に退団。そして今回、スパイクを脱いでプロゲーマーとして生きていく決意を表明した。

 ゲーマーになることはサッカー選手になることと並ぶもうひとつの人生の夢だったと語るウェンデウ・リラは、『FIFA』の腕前も確かなようだ。FIFAバロンドール授賞式の際には同ゲームの世界チャンピオンであるアブドゥラジズ・アルシェフリ氏と対戦し、6-1の勝利を収めたという。
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