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ウサギがライオンに襲い掛かる!? 手倉森監督「世界に驚きを与えるチャンス」

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 翌30日に五輪ブラジル代表との対戦を控えるリオデジャネイロ五輪日本代表の手倉森誠監督が意気込みを語った。

 27日に行われたブラジル4部CSセルジッペ戦では前半1分に先制しながらも、同45分に追い付かれて1-1のドローに終わった。28日には午前中にクールダウンを行い、午後に合宿地アラカジュからブラジル戦が行われるゴイアニアまで飛行機とバスを使って移動。そして29日に公式練習を行い、30日にブラジル戦とハードスケジュールの中で王国との一戦を迎える。

 FWネイマールを擁するブラジル代表を「豪華絢爛。素晴らしいメンバーを出してくる」と評した指揮官は、「勝てば日本中が盛り上がると思いますが、本当に盛り上げたい成果というのは、本大会でメダルを取ること。いろいろ欲張ってしまうと、いろいろなものを失ってしまうので、明日は謙虚に、ウサギがライオンに襲い掛かるような気持ちでやってみたいと思います」と話した。

 謙虚な姿勢を示したが、勝負師の血が騒ぐのだろう。選手たちには「大会で驚かせるのが我々の目標だけど、ブラジル戦もともすれば世界中に驚きを与えるチャンスでもある」と話したようで、完全アウェーで王国を、そして世界を驚かすような戦いを見せ付けようと静かに燃えている。

(取材・文 折戸岳彦)

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