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長谷部新監督就任の千葉、横浜FCに逆転負けで初陣飾れず2連敗

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[7.31 J2第26節 横浜FC2-1千葉 ニッパツ]

 ジェフユナイテッド千葉はアウェーで横浜FCと対戦し、1-2の逆転負けを喫した。長谷部茂利新監督の初陣を勝利で飾れず、2連敗。仕切り直しの一戦で、巻き返しへのきっかけとなる1勝を挙げることはできなかった。

 横浜FCは前節・北九州戦(2-2)と同じ先発メンバーで臨んだ。一方、前節の清水戦(3-4)後に関塚隆前監督が退任し、長谷部コーチが新監督に昇格した千葉は4-4-2を採用。清水戦からは先発一人が変更となり、DF北爪健吾に代わってMF山本真希が2試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 先にチャンスをつくったのはホームの横浜FC。前半4分、左サイドでボールを受けたMF野村直輝が縦に仕掛け、自らフィニッシュまで持ち込んだが、左足のシュートはGK佐藤優也に阻まれる。千葉も同10分、山本がPA左でFKを獲得すると、自ら右足で直接狙ったが、クロスバーを直撃した。

 それでも前半16分、千葉がセットプレーから先制に成功する。山本の右CKをMF井出遥也がヘディングでそらし、ファーサイドのFW船山貴之が左足ボレーで叩き込んだ。船山の2戦連発となる今季5得点目でリードを奪った千葉だが、その後は横浜FCの反撃を受ける。

 横浜FCは前半20分、左クロスのこぼれ球をMF野崎陽介がオーバーヘッドで狙うと、ゴール前のFWイバが角度を変えてゴールネットを揺らすが、イバの位置がオフサイドを取られ、得点は認められなかった。

 しかし、このプレーで勢い付いたか、千葉を押し込む横浜FCは前半27分、PA内でボールをキープした野村が浮かせたボールが目の前の千葉DFイ・ジュヨンの手に当たり、PKを獲得。これをイバが左足でゴール正面に決め、正真正銘の同点ゴールで1-1に追いついた。さらに同38分にはイバの横パスを受けたMF佐藤謙介が豪快な左足ミドルを叩き込み、2-1と逆転に成功。前半は横浜FCの1点リードで折り返した。

 1点を追う千葉は後半9分、山本の右クロスのこぼれ球を船山が狙うが、シュートは枠外。同10分には自陣からロングボールを蹴り込み、DF西河翔吾のクリアミスを突いた船山がPA手前から右足ボレーで狙ったが、これもゴール左に外れた。

 千葉は後半15分、井出に代えてFWエウトンを投入。エウトンとFW町田也真人の2トップに変わり、船山が左サイドハーフにポジションを下げた。同26分にはMF佐藤勇人に代わってFWオナイウ阿道がピッチへ。町田が右サイドハーフ、MF長澤和輝がボランチに下がり、オナイウとエウトンの2トップで同点ゴールを目指した。

 しかし、後半29分、山本の右CKに合わせたイ・ジュヨンのヘディングシュートはクロスバーの上へ。同30分には町田のアーリークロスをオナイウが左足ダイレクトボレーで狙ったが、ゴール右に外れた。同43分、最後の交代枠を使って町田に代えてFW菅嶋弘希を投入。後半アディショナルタイム、左サイドから船山がアーリークロスを入れ、菅嶋が飛び込んだが、ヘディングシュートはゴール上へ。最後まで同点に追いつくことはできず、そのまま1-2で敗れた。

(取材・文 西山紘平)

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