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ジーコ氏とベルリン五輪代表チームが日本サッカー殿堂入り

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 日本サッカー協会は1日、第13回日本サッカー殿堂に、元日本代表ジーコ氏(63)を選出したことを発表した。また、今回より新設したチーム部門に、「第11回オリンピック競技大会(1936/ベルリン)日本代表チーム」を選出した。

 ブラジル代表で背番号10を背負い、3大会連続でW杯出場を果たしたジーコ氏は、1991年に住友金属(のちの鹿島アントラーズ)に加入し、93年のJリーグ開幕戦でハットトリックを達成するなど、Jリーグ開幕当初の爆発的人気に貢献した。引退後の2002年には日本代表監督に就任。04年アジア杯優勝に導いた。日本代表監督として指揮した国際 Aマッチ通算71試合38勝は、ともに歴代最多となっている。

 1936年のベルリン五輪で初参加した日本代表チームは、鈴木重義監督のもと、当時、関東大学リーグで強さを誇った早稲田大の選手を中心にチームを編成。初戦のスウェーデン代表戦では、前半2点ビハインドとなったが、後半に追いつくと、後半40分に松永行のゴールで逆転し、勝利をおさめた。日本代表が世界の強豪と戦い、五輪で初めてあげたこの勝利は、「ベルリンの奇跡」として今なお語り継がれている。

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