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[総体]市船DF桧山は先発、U-17代表の“過去”振り払って再チャレンジ

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[8.2 全国高校総体決勝 市立船橋高 1-0 流通経済大柏高 Eスタ]

 今年、ブレイクスルーを果たしたDF桧山悠也(2年)は高円宮杯プレミアリーグEASTや総体予選で市立船橋高の先発左SBに定着し、そして7月の国際ユースサッカーin新潟メンバーとしてU-17日本代表にも初選出された。だが、そのDFにとって初の全国高校総体は悔しさ残る大会となった。

 秋田商高との初戦こそ先発して後半25分までプレーしたが、続く昨年4強の関東一高との大一番は後半アディショナルタイムのみの出場。そして先発復帰した鹿児島城西高との3回戦で前半終了とともに交代を告げられると、その後最後まで出番は回ってこなかった。
 
 左右両足から正確なクロスボールを放ち、ハードワークも特長。だが、準々決勝以降に左SBを務めたのは同学年のライバルで、ケガから復調したU-17日本代表DF杉山弾斗だった。「今回自分も初めて全国優勝を経験できて嬉しい気持ちもあるんですけれども、自分としては試合に絡めなかった。同じ学年の弾斗が左で出て活躍しているというのも自分の刺激になるんですけど、悔しい気持ちが大きいです」

 悔しい思いで全国総体を終えた桧山はここからが勝負。「これからまた夏の間に少しでも成長して近づけるように。またレギュラーポジションを掴んで自分が活躍できるようにしたい」。先発、年代別日本代表だった“過去”は振り払って、再チャレンジする。

[写真]市船の2年生トリオ。左から桧山、杉山、今村直。桧山はポジション奪取に再挑戦する。(写真協力=高校サッカー年鑑)

(取材・文 吉田太郎)
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