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GL突破に望みつなぐ一撃! 同点弾の中島は「精一杯頑張るしかない」と前を向く

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[6.7 リオ五輪GL第2節 日本2-2コロンビア マナウス]

 初戦を落とした日本代表は7日、リオデジャネイロ五輪グループリーグ第2節でコロンビア代表と対戦し、2点差を追いつく脅威の粘りで2-2の引き分けに持ち込んだ。グループリーグ突破の可能性を残した日本は、10日に行われる第3節でスウェーデンと対戦する。

 日本は前線からの素早いチェックで立ち上がりから主導権を握ると、開始からいつ得点してもおかしくない状況が続いた。だが、自分たちの良い時間帯で得点できずにいると、後半に2失点。途中出場のFW南野拓実とMF大島僚太が絡んで、後半22分にFW浅野拓磨が1点を返すと、日本が流れを引き戻した。

 そして後半29分、MF中島翔哉が相手陣内の中央で仕掛け、遠めから右足を思い切りよく振り抜く。鮮やかな軌道のシュートがGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ、同点に追いついた。その後も足が止まり始めたコロンビア相手に攻め込むも逆転の1点は生まれず、2-2に終わった。

 負けたら敗退が決まる試合だった。強い気持ちを持って試合に臨んだが、先行を許す苦しい試合となった。同点ゴールの中島は試合後のインタビューで、「勝つしかなかったので、シュートを打っていかないといけないと思っていた。試合前からそれは意識していたので打ちました」と得点シーンを振り返った。

 今大会初得点を挙げたが中島の表情は晴れない。「今日も勝てたのですごく悔しいです」と肩を落とした。それでもナイジェリアが2連勝したことで、日本はグループリーグ突破の可能性を残している。10日のグループリーグ最終節ではヨーロッパ王者のスウェーデンと対戦する。

「観客を味方につけることができたので、次もそういうサッカーができるようにしたい。勝ち上がれるかどうかは他の結果にもよりますけど、自分たちは精一杯頑張るしかないですし、この舞台を楽しみたい」と、背番号10が力強く語り、運命の最終節へ前を向いた。

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