beacon

OAとして攻撃けん引したFW興梠「次はA代表で会えるように」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.10 リオデジャネイロ五輪 B組第3節 日本 1-0 スウェーデン サルバドル]

 オーバーエイジとして招集され、チームの先頭を走って来た。3試合連続で先発出場を果たしたリオデジャネイロ五輪日本代表FW興梠慎三(浦和)は、ピッチ上でも最前線にポジションを取り、攻撃をけん引。しかし、チームを決勝トーナメントに導けなかったことに「非常に悔しい」と唇を噛んだ。

 決勝トーナメント進出の可能性を残したグループリーグ第3節スウェーデン戦は、後半20分に生まれたMF矢島慎也(岡山)のゴールで1-0の勝利を収めながらも、他会場の結果によってGL敗退が決まった。

 今大会初白星を挙げながらも、大会を去ることに興梠は「非常に悔しい結果。日に日にチームも良くなってきていて、このメンバーでまたやりたかったなというのが正直な気持ち」と悔しさを滲ませつつも、「この悔しさを一人ひとりがチームに持ち帰り、次はA代表で皆で会えるように頑張りたい」と前を向く。

 オーバーエイジとして参加することに難しさもあっただろうが、「難しさよりも楽しさの方があった。自分としては楽しくやれたし、悔いのない3試合だった」と語った。

 7月19日に合流してからの約3週間は「短かった…、長かったようで短かった」と振り返ると、「本当に皆に感謝しているし、テグさん(手倉森誠監督)にも感謝しています」とともに戦った仲間、そして指揮官に感謝を示した。

(取材・文 折戸岳彦)

●リオデジャネイロ五輪特集

TOP