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OA注目されたリオ五輪…アテネOA小野伸二が分析「プレッシャーはあったと思う」

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 アテネ五輪にオーバーエイジ(OA)で出場したMF小野伸二が、リオデジャネイロ五輪日本代表について語った。

 北海道コンサドーレ札幌は11日に敵地で横浜FCと対戦。小野は1点ビハインドの後半30分から途中出場したが、チームは0-1で11戦ぶりの敗戦を喫した。ただ36歳のベテランは、「ネガティブに捕らえる必要はない。次の試合で一つになって戦えば、勝ち点3が取れる」と前を向いた。

 小野と五輪。自身の世代の2000年シドニー五輪は、同大会の予選で負った負傷の影響で欠場したが、続く2004年のアテネ五輪にOAとして出場。中心選手として2得点を挙げる活躍を見せた。ただチームは初戦のパラグアイ戦を3-4で落とすと、続くイタリア戦も2-3で敗戦。最終戦のガーナに1-0で勝利したが、グループリーグ敗退となった。

 そしてこのたびのリオデジャネイロ五輪。初戦のナイジェリア戦を4-5で落とすと、第2戦のコロンビア戦を2-2。そして第3戦のスウェーデン戦を1-0で制したものの、決勝トーナメントに進むことは出来なかった。

 何かとアテネ大会との共通点を感じさせた今大会。OAの選手たちのプレーも注目されたが、小野はOAとして参加することの難しさを次のように話した。

「短い期間でみんなと合わせていかないといけないので、それに対してのプレッシャーはあったと思う。ただOAが入ったからチームが悪くなるというのはまた違う問題。やっぱり初戦を勝てなかったことが一番だった。初戦というのはそれだけ大きな意味合いがある試合。均衡した試合を負けちゃったということが、一番痛かったと思います」

 五輪世代が次代の日本サッカーを引っ張っていかなければいけない。小野は「みんなそれぞれが分かっていると思う。プロとして頑張ってやっている選手なので、きっと自分たちが理解しながらやっていってくれると思う」とリオ世代への期待を語った。

(取材・文 児玉幸洋)
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