今夏にセビージャへの移籍を画策したMFダニ・パレホだが、バレンシアファンは同選手に激しい怒りを覚えているようだ。

　今夏、セビージャへの移籍で同クラブと個人合意に至ったパレホだが、バレンシアが放出を断固として拒否。同選手はその後、バレンシアに対して反抗的な態度を取ったことでチーム練習から切り離され、最終的に謝罪をするに至っている。

　しかしながらバレンシアファンは、パレホの裏切り行為をいまだ根に持っている様子だ。バレンシアは14日に本拠地メスタージャでフィオレンティーナとの親善試合に臨んだが、キックオフ前には毎シーズン恒例となっているチーム新体制のお披露目イベントが行われた。紹介アナウンスによって選手が次々とピッチに登場していく中、パレホの番になると観衆4万人は「彼に喝采を!」というアナウンスとは逆に、ブーイングと罵声をスタジアム中に響かせている。

　なお、バレンシアは試合に2-1で勝利。パレホは逆境にもかかわらず司令塔として確かな存在感を見せており、彼に向けられる指笛の中に小さな喝采が混じることもあった。今後のパフォーマンス次第では、信頼を取り戻せる可能性もありそうだ。

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