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王者レスター、“苦手”アーセナルと痛み分けで今季初勝利ならず…岡崎は今季初先発

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[8.20 プレミアリーグ第2節 レスター・シティ0-0アーセナル]

 プレミアリーグは20日、第2節を行った。FW岡崎慎司が所属するレスター・シティはホームでアーセナルと対戦し、0-0で引き分けた。今季リーグ戦初先発となった岡崎は後半22分までプレーした。

 レスターは13日の第1節で昇格組のハル・シティ相手にまさかの敗戦を喫し、1992年のプレミアリーグ創設後、初めて前年度王者が開幕戦で負けるという不名誉な記録を作ってしまった。2戦目の相手は昨季シーズンダブルを食らったアーセナル。メンバーは前節から4人をかえ、出場停止明けのDFロベルト・フートや岡崎、新戦力のMFナンパリス・メンディ、MFマーク・オルブライトンが入り、メンディを除けば昨季の“おなじみ”のメンバーがスタメンに名を連ねた。

 一方、開幕戦でリバプールと乱打戦の末に敗れたアーセナルもメンバーを4人変更。負傷のMFアーロン・ラムジーとMFアレックス・イウォビに代えて、MFサンティ・カソルラとMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンがスタメン入りし、EUROにより合流間もないDFローラン・コシールニー、新戦力のMFグラニト・ジャカを起用した。

 試合は互いに今季初勝利を目指して積極的な入りを見せるも、集中した守備を見せたことで、なかなか決定機は生まれない。前半42分、レスターはMFリヤド・マフレズのスルーパスでFWジェイミー・バーディが抜け出すも飛び出したGKペトル・チェフに阻まれ、こぼれ球に反応したMFダニー・ドリンクウォーターがコシールニーに倒されるが、笛は鳴らず。前半をスコアレスで折り返した。

 膠着状態が続く中、レスターは後半8分にアクシデント発生。足を痛めたメンディが一度はピッチに復帰するもプレー続行不可能となり、MFアンディ・キングとの交代を余儀なくされた。メンディはMFエンゴロ・カンテの後釜として獲得しただけに、怪我の状況が心配される。

 なかなか得点が動かずにいると、クラウディオ・ラニエリ監督は後半22分に岡崎を下げて、FWレオナルド・ウジョアと入れる。すると、同25分に決定機が訪れる。オルブライトンが前線からプレスをかけ、相手のパスミスを誘発。裏に抜け出したバーディがそのままシュートに持ち込むも枠を外し、チャンスを逃した。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は後半28分にジャカとカソルラに代えて、MFジャック・ウィルシャーとMFメスト・エジル、同33分にFWオリビエ・ジルを投入する。すると、スピーディーな攻撃からFWセオ・ウォルコットが立て続けにシュートを放ち、同38分にはFWアレクシス・サンチェスのスルーパスからチャンスも、エジルがPA左から放った左足シュートはGKカスパー・シュマイケルに防がてしまう。

 後半42分にFWアーメド・ムサを投入したレスターは、後半アディショナルタイム3分にマフレズが個人技でPA右に抜け出して右足シュートを放ったが、GKチェフの好セーブに阻まれる。試合はそのままタイムアップ。レスターは昨季3敗中2敗を喫したアーセナルにリベンジとはならず、今季初勝利も逃した。


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