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ネイマールが歓喜の涙…母国開催の重圧にも負けずブラジルを初優勝に導く

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[8.20 リオ五輪決勝 ブラジル1-1(PK5-4)ドイツ マナカナン]

 オーバーエイジ選手として、キャプテンとしてセレソンを引っ張ったFWネイマールが歓喜の涙を流した。

 自国開催のブラジルは、開幕から南アフリカ、イラクに0-0とスタートダッシュを失敗し、グループリーグ敗退の可能性もあった。だが、グループリーグ第3節デンマーク戦で、これまでのうっ憤を晴らすかのような4ゴールで他会場の結果からグループ首位通過を決めた。

 グループリーグでは得点がなかったネイマールだったが、コロンビアとの準々決勝でFKから今大会初ゴールを決め、勝利に貢献すると、続く準決勝ホンジュラス戦では五輪史上最速となる開始15秒でゴールを記録。ネイマールの2ゴールなどでブラジルが6-0と大勝し、ドイツとの決勝へ駒を進めた。

 決勝戦でもネイマールが輝いた。前半27分、左45度の位置でFKを獲得すると、キッカーのネイマールが右足で直接狙う。壁を越えてカーブを描くシュートがクロスバーに当たりながらもゴールネットを揺らし、ブラジルが先制点を奪う。その後、同点とされ、PK戦に突入すると、先攻のドイツ5人目が失敗して迎えたブラジル5人目のネイマールがしっかりゴール右に決め、試合を締めくくった。

 ネイマールは勝利を決定づけるPKを決めた直後に涙。そのままピッチに倒れ込んだ。今大会、エースとして結果が出ないと批判されたこともあったが、決勝トーナメントでは3試合4ゴールとしっかり結果を残し、母国開催、サッカー王国というプレッシャーにも負けず、ブラジルを初の金メダル獲得に導いた。

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