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ウタカ急性胃腸炎で寿人が急きょ先発、広島がアクシデント跳ね返す完封勝利

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[8.27 J1第2ステージ第10節 仙台0-2広島 ユアスタ]

 サンフレッチェ広島はアウェーでベガルタ仙台を2-0で下し、2試合ぶりの勝ち点3を手にした。一方の仙台は2連敗となった。

 広島はリオデジャネイロ五輪にオーバーエイジで参加していたDF塩谷司が先発復帰。負傷離脱していたDF水本裕貴も6月11日の神戸戦以来となる復帰を果たした。一方で、スタメン発表時点では先発メンバーに名を連ねていたFWピーター・ウタカが急性胃腸炎で欠場。ベンチスタート予定だったFW佐藤寿人が急きょ8試合ぶりに先発した。

 仙台は前半16分、FWハモン・ロペスの左足ミドルがクロスバーを直撃。広島もMFミキッチの右クロスにMF茶島雄介が頭で合わせたが、GK関憲太郎の好セーブに阻まれた。徐々に流れを引き寄せる広島は前半28分、MF柴崎晃誠のパスを佐藤がスルーし、茶島が左足で狙うが、GKの正面。それでも同30分、柴崎が左サイドからグラウンダーのクロスを入れると、MF青山敏弘が右足ダイレクトで振り抜き、豪快なミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。

 1点リードで前半を折り返した広島は仙台の反撃にも落ち着いて対応する。すると後半33分、途中出場のMF清水航平が左サイドを個人技で突破。クロスはDFにクリアされたが、セカンドボールを柴崎が素早く拾い、PA左から思い切りよく左足を振り抜いた。強烈なシュートがゴールネットを揺らし、2-0。終盤は仙台の猛攻を浴びるも守備陣が体を張って跳ね返し、完封勝利をおさめた。

 決勝点となった青山は試合後のインタビューで「タフな試合になると思って準備してきたし、そのとおりの展開になった。自分たちの力を出せると思っていたし、結果を出せてよかった」とコメント。試合直前のアクシデントも総力戦で跳ね返し、「(佐藤)寿人さんがどういうときでもチームを引っ張ってくれる。直前で(先発に)変わった中でも力を発揮してくれたのがチームとして大きかった」と、34歳のベテランストライカーに感謝した。

●[J1]第2ステージ第10節2日目 スコア速報

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