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[関西U-16~Groeien~]東大阪大柏原は7位、平林「上に行ける」チームとともに課題改善して全国目指す

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[8.26 関西U-16~Groeien(育てる)~2016第9節 東大阪大柏原高 2-3 四日市中央工高 伊勢ヴィレッジA]

 大阪から全国を狙う東大阪大柏原高は、後半にともに交代出場のFW岡嶋一貴とMF高山大輝のゴールで逆転しながらも終了間際の2連続失点によって逆転負け。選手たちは試合後、名門・四日市中央工高からの白星を取り逃がしたことを悔しがっていた。

 東大阪大柏原は野洲高、初芝橋本高、奈良育英高に勝利し、神戸弘陵高戦も引き分けて7位。昨年の8位から順位を上げたが、選手たちはもっと上に行くことができたと感じている。MF平林将弥は「1点差で勝てる試合もあったんですけど気持ちが弱い。1点差で勝てるような展開で外して、最後の最後で決められて逆転される試合が多い。それをものにしていければ上に行けると思います」。この日も2-1から3-1まで突き放していれば勝てたような試合。山下陽一コーチも「よくやったで終わるんじゃなくて、勝ち切らないといけない。大阪では3回、4回とジャイアントキリングしなければ上には行けないですから」と指摘していた。

 すでにAチームでプレーしている平林は「大阪は激戦区と言われている。そこでどこまでできるか試したいと思った」と愛知から大阪府1部リーグに所属する強豪へ進学した。左右両足のキック精度と視野の広さに自信を持ち、コーチ陣からの期待値も高いMFは「まずは精神的に成長すること。あと決定力の高さが求められる。日頃の練習や練習試合でそういうところをやっていければいい」と大阪を突破して全国で上に行くための課題を口した。

 目標は全国制覇。平林は「確実にレベルアップしていけばこの代は狙えると思う。そこは3年間信じてやっていきたい。(個人的には)香川真司みたいに何でもできるプレーヤーになっていきたい」と誓った。最終節の逆転負けもエネルギーに、強豪との連戦でも勝ち切るチームになる。

(取材・文 吉田太郎)
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