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王者レスターが“らしさ”発揮で今季初勝利! PK獲得など奮闘の岡崎に指揮官も拍手

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[8.27 プレミアリーグ第3節 レスター・シティ2-1スウォンジー]

 プレミアリーグは27日、第3節を行った。日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティはホームでスウォンジーと対戦。エースのFWジェイミー・バーディの今季初ゴールなど、レスターが2-1で勝利した。2試合連続でスタメンの岡崎は、得点につながらなかったがPKを獲得するなど勝利に貢献。後半35分までプレーした。

 ここまで1分1敗と勝利がない昨季プレミア王者。先発には新契約を結んだばかりのMFダニー・ドリンクウォーターやバーディ、MFリヤド・マフレズなど、“おなじみ”の選手が並び、MFダニエル・アマーティが今季初先発となった。

 レスターが序盤からボールを支配すると、前半10分にバーディがPA手前で倒されてFKを獲得。これをマフレズが左足で狙うも枠を大きく外してしまう。さらにボール支配率60%越えと、レスターにとっては“らしくない”試合運びとなったが、それでも先制点は持ち味のカウンターからだった。

 レスターは前半32分、自陣でマフレズがヘッドで落としたボールをダイレクトでドリンクウォーターが前線へフィード。これに反応したバーディがスピードをいかして抜け出し、そのまま右足シュートを放つ。これが右ポストの内側に当たって、ゴールネットを揺らし、先制点。昨季24ゴールのバーディが今季初ゴールを決めた。

 前半終了間際の44分には、岡崎がドリブルで持ち上がり、ミドルシュートを放つ。これが枠を捉えたが、GKウカシュ・ファビアンスキのファインセーブに阻まれてしまう。それでも前半は試合を優勢に進めたレスターが、1-0とリードしてハーフタイムを迎えた。

 レスターは後半8分、右CKから中央でDFロベルト・フートとDFウェズ・モーガンが相手と競ってこぼれたボールをモーガンが右足で押し込み、2-0とする。後半11分には、岡崎がDFホルディ・アマトに倒されてPKを獲得。キッカーのマフレズが左足で放ったシュートはGKファビアンスキに止められ、こぼれ球に詰めた岡崎のシュートもGKのセーブに阻まれた。

 追加点を逃したレスターは直後にGKカスパー・シュマイケルがGKロン・ロバート・ツィーラーとの交代を余儀なくされた。その後は徐々にスウォンジーのポゼッションが上がってきたが、安定した守備を披露し、リードしたまま試合を進める。後半35分には岡崎とFWレオナルド・ウジョアが交代。クラウディオ・ラニエリ監督も前線で奮闘した岡崎に惜しみない拍手を送った。

 岡崎がピッチを退いた直後に1点を返されたレスターだったが、大雨の中、スウォンジーの反撃をしのぎきり、2-1で逃げ切り勝利。3試合目にして今季初白星を飾った。

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