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プレースキックの“切り札”に、1年ぶり代表復帰の太田「チャンスがあれば蹴りたい」

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 セットプレーの“切り札”となるか。昨年8月に行われた東アジア杯以来、約1年ぶりの日本代表復帰となったDF太田宏介(フィテッセ)は「(代表復帰は)素直にうれしかった。勝利がマストだと思うし、しっかり2勝したい」と、9月1日のW杯アジア最終予選・UAE戦(埼玉)、6日の同タイ戦(バンコク)での2連勝を誓った。

 左サイドバックのポジションを争うDF長友佑都(インテル)が負傷のため急きょ不参加となった。「日本に着いてから聞いた」という太田は「もちろん、来たからには試合に出たいし、しっかり準備したい」と、日本のピンチも自らのチャンスに変える覚悟だ。

 この1年、ハリルジャパンから遠ざかり、所属クラブでもここ3試合出番のない太田。「実質、3週間ぐらい試合をやっていない。ただ、練習では負荷の高いものをやってきている」と話すが、DF酒井高徳(ハンブルガーSV)も左サイドバックでプレーできるため、太田がUAE戦に先発するかどうかは微妙な状況だ。

 とはいえ、セットプレーにおける左利きのキッカーとして太田は貴重な存在だ。ハリルホジッチ監督が25日のメンバー発表会見で「今回は左利きが必要かなと思った」と話すとおり、1点を争う拮抗した試合展開ではセットプレーの重要さも増す。

 太田も「こういう予選ではセットプレーが絶対に重要になる」と力説。「セットプレーで点が取れればチームとしてもデカイ。向こうでも練習してきているし、チャンスがあれば蹴りたい」と意欲的に話した。

(取材・文 西山紘平)

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