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ベンゲルからもエール…“海外組”として代表初合流の浅野

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 アーセナルからシュツットガルト(ブンデス2部)にレンタル移籍したFW浅野拓磨が、海外組として初めて日本代表合流を果たした。

 今夏の移籍で広島からアーセナルに完全移籍した浅野だが、労働許可証を取得できなかったことから、国外クラブへの移籍を求められていた。ロンドンに向かった際には移籍先が決まっていない状況だったこともあり、「多少は不安もあった」ようだが、26日にシュツットガルトへのレンタル移籍が発表された。

 シュツットガルトにはMF細貝萌が所属している。細貝との面識はなかったものの、直接連絡をもらったようで、「シュツットガルトの良いところを教えてくれたし、僕自身も細貝さんみたいな頼れる先輩がいるというのは、移籍を決断するきっかけの一つになったと思う」と話している。

 また、ロンドンではアーセン・ベンゲル監督と話す機会もあったようで、「ベンゲルやスタッフから『ここが君のファミリーのチームだ。1年で戻って来れるように頑張ってこい。代表でもしっかり頑張ってこい』と声を掛けられたようだ。

 EU圏外の選手がプレミアリーグのクラブに移籍した場合、労働許可証を取得するためには『過去2年間の自国代表における国際Aマッチの75%以上に出場していること』などの条件を満たさなければならない。

 浅野自身も「シュツットガルトのために100パーセントを出し、しっかり結果を残すのが大事」と前置きしつつも、「代表に常に呼ばれてピッチに立てるぐらい頑張りたいし、その結果アーセナルに戻ることができれば自分の成長にもつながると思う」とクラブ、そして代表での爆発を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)
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