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最終予選初陣で代表50ゴール狙う岡崎「大事な試合で取れば価値が違う」

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 大事な最終予選の初戦だからこそ、自分のゴールにもこだわっている。9月1日のW杯アジア最終予選・UAE戦(埼玉)、6日の同タイ戦(バンコク)に臨む日本代表に合流したFW岡崎慎司(レスター・シティ)が堂々のゴール宣言だ。

 ここまで国際Aマッチ通算102試合出場49得点の岡崎は、あと1点で釜本邦茂氏(75得点)、三浦知良(55得点)に続く史上3人目の通算50ゴール達成となる。「大事な試合で点を取れば、ただの1点とは価値が違う。こういう大事な試合で点を取ることが大事」と貪欲にゴールを狙うつもりだ。

「チームでも点を取れていないので。ゴールに飢えているというのもある」。クラブと代表では明らかに異なる役割。所属するレスターでは「点取り屋としては認められていないけど、それ以外の部分では認められている。試合に出るためにはそれに応えないといけないし、その中でゴールを取ることを考えている」というジレンマも抱えている。

「レスターでも自分はゴールを狙っているけど、周りはそれを求めていない。だから自分の欲しいところにパスが来なかったりもするけど、代表でもそういう時期はあった」。周囲を認めさせるには結果を出すしかない。それはこれまでのキャリアで岡崎自身が会得してきた“成功の方程式”でもある。

「点を取る強い気持ちを持って、チームを引っ張っていければ」。自身3度目のW杯アジア最終予選。予選突破は最低限のノルマで、岡崎の視線の先には常にW杯がある。「W杯を2回経験して、(W杯に)行って終わりじゃない。決勝トーナメントに行かないと意味がない。今回の最終予選も3次予選のつもりで、W杯本番で(グループリーグという)最終予選があるぐらいの気持ちでやらないといけない」。日本サッカー史に残るストライカーは毅然とした態度で言い切った。

(取材・文 西山紘平)

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