リオデジャネイロ五輪代表として本大会を経験したMF大島僚太は、6月のキリン杯に続いてA代表選出を果たした。

　大島にとって、初めてのW杯最終予選を迎える。「練習前に(バヒド・ハリルホジッチ)監督も『失敗できない』と話していた。全員が一緒に練習をするようになったら、よりピリッとなると思うけど、(全員がそろっていない)今日の練習もピリッとしていた」とチームの雰囲気を感じていた。

　リオ五輪世代からはFW浅野拓磨、MF遠藤航とともに招集されている。ハリルホジッチ監督はメンバー発表会見時に「若い選手だが、かなりのクオリティーがある。アグレッシブさのところでまだまだ伸びしろもあると思っている」と大島に期待を寄せている。

「攻撃の部分でアクセントをつけるなど、僕のできることを全力でやりたい」と自らの武器を出していきたいと意気込んだ大島。さらに「課題の守備の部分も、守備のうまい選手がたくさんいるので、そういう人から盗んでいくことで、僕自身の成長につなげていきたい」と短い活動期間の中で自らを成長させようとしている。

(取材・文　折戸岳彦)

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