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新GKコーチ招聘で感じる変化、GK林「必ず呼吸を整えた状態で」

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 日本代表の新GKコーチに就任したエンヴェル・ルグシッチ氏によるトレーニングも3日目を迎え、選手たちは徐々に“変化”も感じているようだ。

 3月のW杯アジア2次予選以来の復帰となったGK林彰洋(鳥栖)は「新しいことというより、継続してやっていこうと言われている」と話す一方、練習の中身については「一つひとつのメニューで100%が出せるように、息が上がりっぱなしになるのではなく、必ず呼吸を整えた状態でやるために1、2分休んでから次のセッションに進んでいる」と説明する。

 ハリルホジッチ監督と同じボスニア・ヘルツェゴビナ出身のルグシッチ新GKコーチは現役引退後、ブルガリアやイラン、中国、トルコ、UAEのクラブなどでコーチを歴任。2015年からはボスニア・ヘルツェゴビナ代表のGKコーチを務め、今年6月のキリン杯でも来日していた。

「GKコーチとして慣れているなという感じはある。経験が豊富なので、練習をスムーズに、円滑に進めるのがうまい」と林が話すように、さまざまな環境でのコーチ経験は豊富。「新たなGKコーチが来れば、どういう選手が求められるかも変わると思うし、自分はまた一からアピールし直しという感じです」と、あらためて正GK争いに挑戦する決意だ。

 林、GK西川周作(浦和)、GK東口順昭(G大阪)という3人でW杯アジア最終予選の初戦に臨むハリルジャパン。9月1日のUAE戦(埼玉)は西川の先発が確実だが、1年に及ぶ長い戦いの中では何が起こるか分からない。林は「コーチからも『結果を左右するのはキーパーのポジション』という話があったし、予選を突破するうえでもキーパーのポジションが重要な要素だと思っている。いい準備をしたい」と話していた。

(取材・文 西山紘平)

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