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長友不在の左SB 臨戦態勢整える酒井高「自分に足りていないのは…」

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 DF長友佑都(インテル)が負傷により不参加となったため、不動の左SBを欠くことになった日本代表。そんな中、クラブでも代表でも右SBでの起用が続くハンブルガーSVのDF酒井高徳が臨戦態勢を整えている。

「チームでも公式戦では右をやることの方が多い」と語る酒井高だが、「練習やキャンプの中では左でやることも多かった。今季は割と左でプレーしているので、感覚的にはいいものがあるかと思っている」と左でも定期的にプレーしており、違和感はないとした。

 しかし、右SBで出場しようとも、左SBで出場しようとも、やるべきことは変わらないと強調した。「どっちでプレーしても、代表ではまだまだアピールしないといけない立場。良い結果を出せればと思うし、試合に出れる準備をしておくだけ。やれと言われたポジションで、しっかりやれればなということを意識しています」。

 仮に左SBで出場することになれば、対面にはUAEの要注意人物となるMFオマル・アブドゥルラフマンが構える可能性が高い。しかし、UAEの背番号10を封じ込めることができれば、相手の攻撃力を削ぐことにつながる。それは、酒井高も重々承知している。

「10番のところから攻撃が始まると思っているので、しっかりなるべく近くについていきたい」とピッチに立てば、まずは本職である守備で相手のキーマンから自由を奪おうとしている。さらに「守備はあまり得意な選手ではないと思うので、もちろんカウンターのケアをしながら、タイミングを見ながら出て行きたい」と攻撃面でのイメージも膨らませる。

「代表である程度やってきて手応えもつかんできているけど、『結果を残している』というのが、一番自分には足りていない部分だと思う。だから、スコアに関わることを意識したい」。不動の存在とも言える長友不在時に出場機会をつかみ、自らの存在価値を証明したいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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