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福岡が土壇場でAG獲得…FC東京は中島翔哉の先制点もホームでの第1戦はドロー決着

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[8.31 ルヴァン杯準々決勝第1戦 FC東京1-1福岡 味スタ]

 ルヴァン杯は31日に、準々決勝第1戦を行い、FC東京アビスパ福岡は1-1で引き分けた。運命の第2戦は9月4日にレベルファイブスタジアムで行われる。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦したため、決勝トーナメントからの登場となったFC東京は、DF森重真人とDF丸山祐市が日本代表に招集されたため、センターバックにDF高橋秀人とDF吉本一謙が入った。一方、B組2位通過の福岡は、24日の磐田戦(2-3)から3選手を入れ替え、GKイ・ボムヨンとDF中村北斗、MF田村友がスターティングメンバーに名を連ねた。

 FC東京は前半14分、FWムリキがドリブルで仕掛け、左サイドのMF東慶悟に預けてゴール前に駆け上がる。東が上げたクロスをムリキがフリーでヘッドもゴール右に外れ、早々の先制点とはならず。すると、同35分に右サイドのFKからニアに飛び込んだムリキが負傷。自力で歩くことができず、FW中島翔哉との交代を余儀なくされる。同40分には、東に決定機が訪れるも、MF河野広貴のリターンから放った右足シュートはGKイ・ボムヨンのファインセーブに阻まれた。

 一方、FW金森健志が相手の嫌な位置でボールを受け、果敢にゴールに迫るもゴールが遠い。スコアレスで折り返した後半8分、左からカットインし、相手DFをかわしたFW為田大貴が右足を振り抜くも枠を捉えきれない。その後も福岡の流れで時間は進んだが、均衡を破ったのはFC東京だった。

 後半17分、自陣からのフィードを東が足もとのおさめ、前を向いてラストパス。これに反応したFW前田遼一がPA右から放った右足シュートはGKイ・ボムヨンに防がれたが、こぼれ球がゴール前に走り込んだ中島のもとに転がり、左足で押し込んで1-0。リオデジャネイロ五輪で経験を積み、『ニューヒーロー賞』対象の39番がホームで先制点を奪った。

 1点を追う福岡は後半29分にFW坂田大輔を投入すると、直後の32分に坂田のループパスで金森が裏に抜け出すもシュートは打てず。同41分にMF三島勇太も入れて攻勢を強めたが、なかなかゴールネットを揺らせず、そのまま試合は終了かと思われた。しかし、同45分に右サイドでパスを受けた三島が中央にボールを運び、そのまま左足を振り抜く。相手DFの間を抜けたシュートがゴール左隅に突き刺さり、同点。土壇場で福岡が貴重なアウェーゴールを奪い、第1戦を1-1で終えた。


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