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「ボール2つ分入っていた」本田が幻のゴールに言及、追加副審不在に「なぜいないのか」

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[9.1 W杯アジア最終予選 日本1-2UAE 埼玉]

 見えていた。だからこそ納得いかなかった。後半32分、DF酒井宏樹の右クロスをFW本田圭佑が頭で折り返し、FW浅野拓磨が左足ボレー。下がりながらの対応となったGKハリド・エイサは左手で弾き出したが、その前にボールはゴールラインを越えているように見えた。

「真横で見ていたので、入ったのは分かっていた」。この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれた本田はハリルホジッチ監督に続いて記者会見を行い、レフェリーのジャッジについて言及した。

「ピッチ上では(判定が)覆るかなと思って、(主審に)いろいろ言ったけど、もう覆らないので、どうこう言うつもりはない」。主審を批判するのではなく、建設的な意見として「(ゴール横に立つ)追加副審がなぜいないのか」と述べた。

 ゴールラインぎりぎりの得点の見極めや、PA内のプレーについて正確なレフェリングを行うため欧州サッカー連盟(UEFA)主催試合などで導入されている追加副審は、両ゴールラインのゴール付近に一人ずつ副審を加える制度で、本田がプレーするセリエAでも採用されている。

 記者会見を終え、ミックスゾーンに姿を見せた本田はここでも幻のゴールについて聞かれ、「ゴールでしたね、間違いなく。僕の記憶と目が正しければ、ボール2つ分ぐらい入っていた」と指摘。「すぐに副審を見たけど、知らんぷりだった。なぜ追加副審がいないのか。あの問題があるから、(セリエAなどでは)あそこにいるんでしょ?」と疑問を投げかけた。

(取材・文 西山紘平)

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