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J3秋田、川崎Fから先制も…後半3失点で下剋上ならず

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[9.3 天皇杯2回戦 川崎F 3-1 秋田 等々力]

 第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会の2回戦が3日に各地で行われ、等々力陸上競技場ではJ1リーグ年間首位に立つ川崎フロンターレとJ3ブラウブリッツ秋田が対戦。前半に秋田に先制を許した川崎Fだったが、後半に3点を奪い3-1の逆転勝利を収めた。勝利した川崎Fは9月22日に行われる3回戦でJ2千葉と対戦する。

 前半28分に先制したのは秋田だった。センターサークル付近でボールを奪うと、カウンターを発動。こぼれ球に反応してボールを拾ったMF前山恭平がドリブルで前線に運ぶと、PA外から右足を一閃。勢い良く飛び出したボールは豪快にゴールネットに突き刺さり、スコアを1-0とした。

 秋田が1-0とリードしたまま後半を迎えると、1点のビハインドを背負う川崎FはMF中野嘉大に代えてDFエドゥアルドを投入。しかし、勢い付く秋田がシュートシーンを作り出し、後半6分にはゴール前の混戦から抜け出した前山がループで狙ったが、これはGK新井章太に阻まれてしまった。なかなか好機を創出できない川崎Fは同13分、FW大塚翔平に代えてMF田坂祐介をピッチへと送り込む。

 後半18分には右サイドでボールを受けたDFエウシーニョが鋭い切り返しから右足シュートでゴールを脅かしたが、カバーに入ったMF浦島貴大にクリアされてしまう。しかし同22分、DF車屋紳太郎の折り返しに反応したエドゥアルドがネットを揺らし、川崎Fが試合を振り出しに戻した。

 すると、川崎Fが立て続けにゴールを陥れる。後半32分にMF森谷賢太郎のパスをPA外で受けたFW大久保嘉人が強烈なミドルシュートを突き刺して逆転に成功すると、同37分には左サイドを駆け上がった車屋のグラウンダーのクロスを田坂が冷静に蹴り込み、一気にリードを2点差に広げた。その後、スコアは動かずに川崎Fが3-1の逆転勝利を収めた。


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